Hellに続きシカゴマラソンからも生還

2006年New York Cityに続くWorld Marathon Majorsの2戦目となります。

素晴らしい歌声のアメリカ国歌を聴いてGrant Park朝8:00にスタートしました。
4万5千人のランナーが一斉にスタートしますが、広いColumbus Dr.全車線クローズとSub 3、4ランナーは自己申請ではなく記録書を大会事務局に提出され認定された枠(Corral)順スタートのためのため極めてスムーズです。コーラルCでロスが3分半
スタート〜3マイルはこれがシカゴだというコースです。
ビジネス街の中心Loopを走ります。朝から沢山の人が出ています。
The Chicago Theaterも"Congratulations to All 2007 Chicago Marathoners"で応援です。
前半はLaSalle St.を北上しLincoln Parkに入りAddisonで折り返し、Chicago Downtownに戻るコースです。
この時点ではそれ程気温は上がっておらずオーバーペースにならない様、8分15秒/Mileで走ります。
Old Townを抜けて、左手のJohn Hancock Center、Aon Center 他高層ビル群の眺めはラドクリフ選手も走ったChicagoを走っているだと実感します。
ハーフ地点を過ぎたあたりから気温が上がってきました。
15Mile以降東に向かって走りますのでまぶしいのと日陰が無くなります。私設エイドの氷やホース使ってのシャワーありがたかったです。
Little Italy通過して17.7MileでPower Gel頂きました。 ちょっと元気になりました。
Pilsenあたりはメキシコ人居住区でしょうか?昔よく聞いたラテンダンスミュージックでの熱狂的な応援ありがたいです。Gracias! Viva Mexico!
ペースがどんどん落ちていくのはいつも通りなのですが、今回は心拍数が逆にどんどん上がって行きます。
いつもハーフでも170上限にしているのですが、この時点で167まで上がっています。ペースかなり落ちてるんだけど。
で、目の前に時刻や気温が表示される電光掲示板の表示91°F?華氏91度は摂氏何度?次の瞬間33℃が見えた瞬間にChicago Marathon Personal Bestに挑戦は終わってしました。

レースの興奮状態にあったのですが、急に体に熱がこもっているような気がしてきて「レース後デトロイトまで5時間車運転してもどらなければならないし、ビール飲む元気残っていないとなんの為に走っているか分からない?!そもそも撫ぜChicago まで来て33℃の中を走っているのか?!救急車のサイレンは鳴り響いているし、歩道では横になって応急処置されているランナーはいるし、、、」です。「でも2005年の奥武蔵よりは暑くないよ、今年の北海道マラソンは最初からこの暑さを走ったのだからこれでSub4で走れれば道マラも完走出来るかもしれない。そうすればうに丼が食べられる。デトロイトでうには何であんなに高いのか?」を自問自答、瞑想状態。まだ、残り12Kmもありです。
今回は気温上昇は折込済みでしたのでウェストバックにはアスリートソル、ペットボトル持っていたのが心の支えになりました。

21MileでChina Town通過。獅子舞応援。この気温で獅子舞感謝です。
何度走っても35Km付近は辛いのですが、まだまだゴールから遠くに向かって南下しています。(泣)
35th Av.でやっとUターン。振り返ってみるとSears Towerは遥か彼方。ゴールは遠いです。(泣)
日陰無し(泣)
延々と続く直線(泣)
沿道の声援を受けゴール目指します。暑い中応援ありがとうございます。(礼)

Michigan Ave.を3マイル北上してゴールのGrant公園南側、ゴール手前800m地点でPoliceの方からマイクで
"Chicago Marathon was canceled. You don’t need to run. Stop running."
「はぁん!? ついに幻聴?! 41.395Km走ったのに? え〜! Cancel? 聞き間違え?!
でも周りのランナーも立ち止まっているヨ! 完走メダル貰えないの?!」
一旦立ち止まったランナーもすぐ走り出したのでこの人数いれば走っても逮捕されないだろうと思い再スタートしました。でRoosevelt Rd.に曲がると目の前に坂?!超フラットコースなのに最後の最後で坂あるじゃん!?歩く?!でも熱烈応援がありますので最後の坂もOKです。

最後のストレートは大声援。これぞ大都市マラソンの醍醐味♪ 癖になっています。
Chicago市民の皆さん戻ってきたぜ、ベイビー。 Thank you very much. I appreciate it.

Topの選手に遅れること1時間40分でゴール。

日の丸の鉢巻が珍しかったのがゴール後TV Interviewありました。
Chicago Marathonの素晴らしさと感謝の気持ちをつたない英語でSpeech。

最後ポーズ決めてくれというので全米大ヒットのNBC HerosのHiro Nakamuraさんの「ヤッター」をご披露して2007年30回記念大会シカゴマラソン終了です。